ISEP Energy Chart は、環境エネルギー政策研究所によるエネルギーデータ可視化プロジェクトです。自然エネルギーの急速な拡大をデータから読み解きます。

先行して自然エネルギーの普及が進んできたドイツやデンマークでは、エネルギーに関するデータがタイムリーに公開され、政府機関や独立した研究機関などがそれらのデータを可視化し、研究や政策提言に活用してきました。

そこでは共通のデータのもと、さまざまな視点から科学的な分析がおこなわれ、さらなる自然エネルギーの普及拡大に向けた戦略が立てられ、現実に普及が進んできたという側面があります。

ドイツ
デンマーク

日本では、これまで詳細なデータは非公開となっていましたが、電力システム改革の進展にともなって、2016年4月分から、10の電力エリア毎に1時間単位の電力需給データが公開されるようになりました。このデータを利用して、在独ジャーナリスト村上敦氏の協力のもと、株式会社WELLNEST HOMEが電力需給データの実績グラフ化を行っています。

日本における電力需給実績の見える化にあたって

私たちISEPは、これまで公開されているデータをもとに、図表作成や分析を行い、政策提言や「自然エネルギー白書」に活用してきました。さらに、私たちはこうした電力需給にかかわるデータをはじめ、これまで蓄えてきた知見やグラフをより多くの方が利用できるかたちで公開していく必要があると考えていました。

また、自然エネルギー電力に注目が集まっている一方で、自然エネルギー熱利用のデータが整備されていない現状についても不十分であると考えています。

こうした経緯から、私たちは2017年8月から新たなエネルギーデータ可視化Webサイトの検討をはじめ、2018年2月に以下の第一弾のデータ可視化を公開しました。

  • 発電量の推移 – 電源種別の発電量を時間軸上に積み上げて表示します。
  • 電源構成 – 指定した期間の電力量の電源構成比を円グラフで表示します。
  • 累積設備導入量 – 自然エネルギー設備の累積導入量を年次の棒グラフで表示します。
  • 探索 – 指定したエリアと期間の自然エネルギー発電の最大・最小記録を探索することができます。
  • Blog – 注目すべきデータについて、グラフをもとに解説記事を投稿します。

今後、以下のようなデータ可視化の追加を検討しています。

  • 地域間連系線の活用状況の可視化
  • 自然エネルギー熱利用の状況の可視化
  • Webサイトの英語化

みなさまのご意見・ご指摘をいただきながら、さらなる拡充に努めてまいます。ぜひISEP Energy Chartをご活用いただき、ご感想やご意見をお寄せください。

ご寄付のお願い

ISEP Energy Chartは、私たちが考える「エネルギーデモクラシー」の柱の一つでもある、誰もがエネルギー情報にアクセスできる社会の実現に資するよう、無料での情報提供をおこないます。今後も継続的に運営・拡充を続けていけるよう、みなさまからのご寄付をお願いいたします。

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ライセンス

ISEP Energy Chartは「クリエイティブ・コモンズ 表示—継承 4.0 国際」ライセンスの元に提供されています。

原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示し、改変した場合には元の作品と同じCCライセンスで公開することを主な条件に、営利目的での二次利用も許可されています。つまり、ダウンロードした図表に環境エネルギー政策研究所のクレジットをつけて教育・研究用や商用の資料を自由に作成することができます。また、図表を改変した場合には、同様に第三者の利用を認めることを主な条件としています。

クレジット例

出典:環境エネルギー政策研究所(2018)ISEP Energy Chart「発電量の推移」全国エリア 2017年4月1日〜7日データ.

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  • You could certainly see your skills in the work you write.

    The world hopes for more passionate writers like
    you who aren’t afraid to say how they believe. Always go after your heart.

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