「どうする!?エネルギー大転換」展レポート

ISEP Energy Chartがデータ提供を行った日本科学未来館の「どうする!?エネルギー大転換」展を訪問しました。ドイツからの展示と、日本のデータを合わせたわかりやすい内容となっており、自身が国会議員となってエネルギー政策を選択すると、最後に自身の選択の傾向が診断されるという内容になっています。

最も興味深かった点は、単に政策の選択肢を選ぶだけではなく、それに対して一旦立ち止まって考えさせられるような仕掛けがあることです。化石燃料や原子力、自然エネルギーやモビリティなどの展示内容に対応して、モニターに政策の選択肢が出されます。その中から一つの選択肢を選ぶと、それに対する賛成や反対の意見が示され、その上で最初の選択肢に決定するか、別の選択肢を検討するかという機会があります。これによって、今までは考えていなかったような視点や考え方を知り、選択を変える、または選択を変えなくても留意すべきことに気づく、という狙いがあるのでしょう。

冒頭の写真は、展示会を担当された日本科学未来館の池辺さんとISEP Energy Chartのデータ提供部分です。池辺さんによると、ドイツでの本来の展示内容は日本に運んできたものの10倍ほどあったそうで、ドイツでの展示をぜひ現地で見てみたかったと思いました。

3月29日(日)までの無料ゾーンでの展示となっていますので、ぜひ会場に足を運んでいただき、エネルギー大転換へ向けた選択を体験してください。

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