2016年5月4日 全国 電力需要に占める自然エネルギーの電源構成
ISEP Energy Chart「電源構成」では、全国や供給区域別に期間を選んで、需要に対する電源構成、供給量に対する電源構成を表示することができます[1]。
今回は、1年間のデータがそろっている2016年度の自然エネルギー割合を取り上げます。
図は2016年度に全国で水力を含めて1日の自然エネルギー割合が最大となった5月4日の全国の電源構成比グラフです。自然エネルギーの割合は27.4%、その中では水力の15.6%に続いて太陽光が9.5%となっています(ただし、自家発電、自家消費分は含んでいません)。
また、各エリアで見ると、2016年度に1日単位で最も自然エネルギー割合が高いのは、北陸電力エリアです。全国と同じく5月4日に自然エネルギー割合は61.7%となっていて、その8割が水力発電です。
水力発電を除いた場合に、最も自然エネルギー割合が高くなるのは2017年3月27日の九州電力エリアの24.2%で、太陽光発電が9.8%と大きな存在感を示しています。
対象地域や期間を変えて、自然エネルギーの構成比率をぜひ調べてみてください。
[1] この記事の執筆時点(2018年1月)で、2016年4月から2017年9月までのデータが公開されており、この期間のデータのみが表示可能となっています。