九州電力の出力制御を受けた太陽光発電所のグラフを公開しました。(速報)(English below)
九州電力は10月13日(土)14日(日)に離島を除く本土初の出力抑制を実施しました。13日は43万kW分、14日は71万kW分の出力抑制が行われました。出力制御指示内容は九州電力ウェブサイトに公開されています。
上図は、熊本県にある2018年1月に発電を開始した47kW(交流ベース)の発電所の遠隔監視装置が示した10月14日のグラフです。この発電所では13日は出力制御なし、14日の10時40分から20分程度制御が行われ、その間の発電量はゼロになっていたようです。
(10月15日追記 出力制御は10:30から11:00の30分間で、出力制御の指令が出されてから10分かけて徐々にゼロにするパワコン側の設定(スロープ制御というそうです)があります。次に11:00に制御が解除されてからまた10分かけて100%に戻していくため、11時台も10%ほど制御がかかっているようなグラフになっています。)
そのため、1時間単位で見ると、通常の発電量を100とすると、60%程度の発電量となりました。今回の出力制御により有効に利用できなかった発電電力量は17kWh程度と思われます。
今後、九州電力や監督機関から詳細な状況が公表されると思いますので、引き続きBlogにてお知らせしていきます。