九州エリア 2017年5月14日(月)
ISEP Energy Chart「発電量の推移」では、全国や供給区域別の電力需給データについて、電源種別の発電量を時間軸上に積み上げて表示することができます[1]。
今回は、2017年度での自然エネルギー割合が最大となった時間を取り上げます。
図は、自然エネルギー割合が高いと言われる九州電力の2017年5月14日(月)の需給グラフです。この日は、11:00に電力需要に対して自然エネルギー発電量が86.9%を記録し、2017年度上半期の最大値となっています。
グラフの該当部分のデータを詳しく見ると、需要7,804MWhに対して、自然エネルギー発電量が6,782MWhとなっています。この時間帯の前後は、連系線と揚水発電を両方使って、余った電気を調整していることがよくわかります。(グラフの縦軸で見て0より下の紫と薄い水色部分)
また日本全体で見ると、2017年度上半期では4月30日(月・祝)の11:00に電力需要に対して自然エネルギー発電量が52.4%を示し、最大となっています。
これらの最大値や最小値は「探索」から探すことができます。お住いの地域や研究対象の地域のデータをぜひ調べてみてください。
[1] この記事の執筆時点(2018年1月)で、2016年4月から2017年9月までのデータが公開されており、この期間のデータのみが表示可能となっています。