環境エネルギー政策研究所のウェブサイトにて、「自然エネルギー・データ集:データで見る日本の自然エネルギーの現状(2017年度 電力編)」を公開しました。ここでは、ISEP Energy Chartとはデータ元が異なりますが、資源エネルギー庁の電力調査統計のデータを元にした分析の一部をご紹介します。
2017年度の自然エネルギーによる発電量の割合は15.6%となりました。2012年度には約10%だったので、5年間で約1.5倍以上になりましたが、2017年度は前年度から0.8ポイント増えました。最も増加した自然エネルギーは、やはり太陽光発電で5.5%と前年度の4.8%から0.7ポイント増えています。ここでは、通常は計測されない家庭用太陽光発電の自家消費分も推計し、自然エネルギーの発電量として加えています。
その他、全体の発電量は前年度からわずかに増加しており、太陽光以外の自然エネルギー(風力、地熱、バイオマス)がほとんど増えていない状況です。その結果、太陽光がいまや水力(大規模なものを含む)の7.5%に次ぐ発電量になっています。
また月別にみると2017年5月の自然エネルギーの割合が最も高く、21.8%に達しており、水力が10.8%、太陽光が8.3%にまでなっています。
他にも興味深いデータが多くありますので、下記のリンクから本編をぜひご覧ください。