2018年12月までの電力需給データが公表されましたので、2018年の年間電力データのまとめを速報的に行います。今回は、自然エネルギー割合についてご紹介します。
2018年9月分までは3ヶ月ごと、2018年10月からは1ヶ月ごとに各一般送配電事業者から1時間単位の需給データが公表されるようになりました。2月初旬に2018年12月のデータが公表されましたので、2018年1月から12月の年間データをもとに分析を始めています。
今回から5回の予定で2018年の電力需給状況のまとめをお送りします。日本では年度ごとのデータが基本となりますが、海外では年単位のデータが基本となります。ISEP Energy Chartでは海外向けの情報発信も行いますので、年度と年の両方のデータを提供していきます。
自然エネルギー割合については、上記のグラフデータを元に、以下のようにまとめられます。このデータは、送配電網に流れた電力のデータですので、太陽光の自家消費分や企業の自家消費分などは含まれていないことにご注意ください。
- 2018年の全発電量に占める自然エネルギーの割合は16.5%
- 2017年の15.0%から1.5ポイント増加
- 太陽光発電のシェアは6.4%で、原子力5.4%より多い
これらのデータの「電力量の推移」「電源構成」「探索」へのデータアップデートは2月22日(金)ごろを予定しています。ISEP Energy Chartはもうすぐ一周年を迎えます。今後ともご活用いただくとともに、ご支援いただければ幸いです。