ISEP Energy Chartは、各電力会社および日本全国の2019年4~6月のデータをアップデートしました。
「発電量の推移」「電源構成」「探索」のデータに反映されています。これらのデータについて、グラフでご覧いただけるとともに、エクセルでのダウンロードも利用できます。
この期間中に(4月から6月で)、全国の需要に対して1時間当たりの自然エネルギー(水力を除く)発電の割合が最も高かったのは5月4日(土)11:00で、52.8%を賄っています。全国でこれまでに水力を除いた自然エネルギー割合が50%を超えたことはありませんでした。同時刻における水力発電を含めた自然エネルギー割合は62.9%と、こちらも高い割合となりました。
四国地域では、2018年5月20日10時から12時に自然エネルギーで需要を100%満たしたことがありましたが、以降、自然エネルギーが需要を上回る数値は記録されていません(2019年6月末時点)。今回の期間で地域別に見ると、四国地域では5月5日(日)12:00に自然エネルギー(水力を除く)発電の割合が最大の90.1%を記録しました。
全国において1時間・1日・1週間のすべての範囲で自然エネルギー(水力を除く)発電量及び割合が最大を示すのは5月中で、沖縄を除く9か所の地方では5月の第1週目でした(沖縄は5/21(火))。
唯一、太陽光の出力抑制が行われている九州電力では、4月・5月における1時間あたりの抑制量が3~4桁に対し、6月の抑制量は1桁と非常に小さい値となりました。